浜松大会のお礼とご報告

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                                             碁吉会会長 高野圭介


 何とも華やかであったことでしょう。
これもひとえに大会を満喫されたお一人お一人の
ハーモニーが奏でた爽やかな雰囲気のお陰でした。

 早朝6時、裏山こと「館山」で、雲一つない晴天をぐいぐい登っていく力強いご来迎を迎えました。
大観音、穴大師、舘山寺などぐるり回って小一時間の散策でした。

 大草山山頂からは大パノラマを楽しみました。
好天に恵まれる中、眼下には湖面と緑の小山が広がるのを眺めていると、
突然オルゴールの鐘が10時の時報を奏でます。

 夕刻5時、露天風呂からの落日に、束の間の感動が心を揺るがします。
何という大自然の営みでしょう。聞きしにまさる景観でした。

 滞在の3日間、温かく私たちをすっぽり包んで慈しんでくれた浜名湖に酔いしれたのです。
 
大挙してお出でいただいたのは、静岡挙げての女流碁客
静岡・もくせい会、 浜松・湖風会、 豊橋・花の木会 と佳人揃いの皆さまでした。
親善試合は皆さま、とても真剣で、熱心的で、向学心も強く、ハンディ戦であったとは言え、
2勝者は断然静岡サイドに7名と、多く、碁吉会は僅々数名。
さすがの勝負強さにも感動しました。

 私がお相手させて頂いたのは、
世話方・八木洋子さま、百面相・田辺笑美子さま、きびきび山本洋子さまでした。
中でも笑美子さまの対局は、真剣の中にも、心から楽しんでおられる笑美子さまの表情が豊かで
お名前を確認しに行ったら emiko とありまして、名は体を表すとか、私にはなるほどと納得。
中盤過ぎ、おおぜいの助っ人が現れて、誰と打っているのか分からないくらいで、
みんなでわあわあ言いながら楽しい進行となったのです。
最後の決戦場を迎え、勝負手の凄みに感心しながら
・・ようやく終局を迎えたのですが・・

 瞬く間に時が経ちました。
お客さまがお帰りになった後は歯が抜けたようで、
「お客様はもっと打ちたかったようで・・・」という
残心の何ものかが そこはかとなく漂うていたように感じ、
もっとお引き留めできなかったかと、申し訳なく、自責の念に駆られたりしました。

 今年の大型台風がここ浜名湖にも直撃しそうな気配で、雲行きもあやしく変わりはじめたので、
昼食後早め早めに切り上げました。
 
 来春は4月1(金).2(土).3日(日)と、(April fool ではありません)
花の京都で開催することを決めて、散会しました。

 来春、京都でゆっくり碁を打ちましょう。